今日の心がけ~職員のスピーチ~

一緒にいても一緒にいない?

2020.03.23

 エンジニアのHさんは、出張の多い部署で働いています。
システムの開発やトラブル対応のために、月の半分は、顧客先へ出向いています。
 出張先から、結婚して間もない妻に電話をし、一日の出来事を聞くのですが、会話の中で寂しさを訴えてくるのです。
出張の多いことは、結婚前に承知してもらっていたので、〈仕事の都合も理解してほしい〉と思っていました。
 ある休日、Hさんは気づいたことがありました。
買い物や洗濯などの家事は、夫婦で分担してやったほうが効率的だと思っていたのですが、それが「家にいても一緒にいない」状態を作っていたのです。
 そこで、家にいる時は、妻と徹底的に時間を共有しようと考えました。
掃除をするのも、洗濯物を干したり畳んだりするのも、一緒にやることにしました。
ゴミ出しも一緒に行くようにしました。
 このことを始めてから、妻は「楽しい」と頻繁に言うようになりました。
妻が、理解してくれないのではなく、自分が妻を理解していなかったのです。

今日の心がけ◆心の声に耳を傾けましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

最初に決めたことでも、実際の日々の中で思うことがでてくるものです。
仕事と家庭など違う生活の中で、見えないお互いの部分をよく理解できなかったり、こうしてくれたらいいのにと不満を感じたりします。
また、ここに出てきたように家事を分担して効率的になったとしても、その代わりに一緒にいないというマイナスの部分が起こったりします。

好きで結婚した夫婦でも、長年一緒にいる親子でもこういったことはありますし、仕事となると、よりいろんな考えの人と関わるため、生じてくるかと思います。

そんな時に怒ったり、愚痴を言ったりしてしまいますが、現状を見て、不都合なことや改善できることについて考え、その都度、情報を共有し、相談していくように心がける必要があると思います。
方法は相手によっても環境によっても正解は変わってくると思います。
互いにとって良い関係でいられるように、お互いが思いあっていけるとよいと思いました。

教務係 相馬

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