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おめでとう!「なでしこJAPAN」

2010年の南アフリカ・ワールドカップでは「岡田JAPAN」がベスト16に進出し、
その健闘が称えられましたが、
女子ワールドカップでは通称「なでしこJAPAN」が延長・PK戦の激闘の末、
過去20年間の対戦で一度も勝ったことのないアメリカ代表を破り、
男子よりも一足先に「世界一」の称号を手に入れました。

決勝に至るまでの道程も、準々決勝で地元・ドイツを延長の末に破り、
準決勝ではスウェーデンに先制されながら逆転勝ちと、
決して平坦ではありませんでしたが、
選手とスタッフが一致団結し戦った結果だと思います。

今では野球や相撲と並ぶプロスポーツとしての地位を築いているJリーグに比べて、
女子サッカーの置かれている環境は決して恵まれたものではありません。サッカーイメージ

「なでしこJAPAN」の何人かの選手は
ドイツやアメリカのプロリーグで活躍していますが、
国内の「なでしこリーグ」でプレーする選手は、
サッカー以外の仕事で生計を立てています。
そうした逆境の中での世界一は本当に価値があることだと思いますし、
これを機にサッカーを含め女性のスポーツ環境が改善されていくことを望みます。

また今回の「なでしこJAPAN」の活躍は、選手一人ひとりの頑張りはもちろんですが、
それを陰で支える監督の役割も大きいように感じました。

佐々木監督はインタビューの時もいつも素敵な笑顔で答えていますが、
決勝のPK戦の前に円陣を組んでいる時にも、
選手たちを笑顔で送り出している姿がとても印象に残っていました。

選手一人一人の良さを引き出し、
控え選手も含めた選手全員とスタッフが一体となって
試合に臨めるような信頼関係を作った佐々木監督の人間性に大変感銘を受けました。

こども学科 講師 安倍大輔(体育担当)

おめでとう!「なでしこJAPAN」

2011.07.19

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